次世代翻訳サービスをASCAのAI技術が可能にします。
ASCAが考える次世代翻訳サービスは、品質、コスト、スピード、目的に合わせ、"技術"と"人"を組み合わせて最適なカタチで提案することです。
これまでの"翻訳業務"に加えて、お客様内でも活用可能な"AI"とシステムを最大限活用するためのデータ作成、ユーザートレーニング(研修)、カスタムエンジンの構築、エンジン評価など、目的に合わせて解決します。
AI技術導入はゴールではなく、スタート。
「わたしたちに、"未来への宿題"をください。」
1.用語集・対訳集作成サービス
会社組織では様々な部署で、様々な文書が翻訳されています。ところが、多くの場合、部門毎(例:営業部門と製造部門)で発信する翻訳された用語が異なるということは少なくありません。
ASCAでは、会社、市場で活用されている頻出用語の調査を行い、貴社に合わせた専門用語、固有名詞の用語集を作成することが可能です。
また、外部へ翻訳を依頼した場合、翻訳会社の納品物は、翻訳対象ファイルのみということが一般的です。弊社では、原文ファイルと翻訳対象ファイルを言語資産化(翻訳データ化、翻訳メモリ化)することで次回案件発生時の参考資料、または流用や、AI学習への活用も可能となります。
2.翻訳工程の整備支援サービス
原文ファイルには様々な形式のファイルが存在します。また、グローバルでの規格違い等、ファイル受領時のレイアウト崩れや、手直しに時間がかかってしまうといった経験をされた方も多いのではないでしょうか。そのたびに発生するやりとりや、メールコミュニケーションもまた見えないコストです。
そこでASCAでは、課題となっている事象の原因を調査し、定期的に発生する課題に関してはプログラムを作成し、翻訳工程の自動化を可能にします。
社内でのコミュニケーションから、文書のレイアウトまで、翻訳会社ならではの視点で調査、自動化できるポイントを探り、貴社ニーズに合わせて翻訳工程のカスタマイズを致します。
3.独自AI翻訳エンジン構築(アダプテーション)
AI学習と聞くと、多くのデータが必要と感じられる方も多いのではないでしょうか。現在は少量の学習データから効果的に学習するドメイン・アダプテーション*(domain adaptation)と呼ばれる技術が登場し、特化型エンジンの開発が容易になりました。
この技術を用いた医学・医薬分野特化型のAI翻訳エンジンがSciLingualです。SciLingualは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発したAI翻訳エンジンをもとに、臨床、非臨床を含む医薬品開発に関する文書や医学論文など、独自に収集したデータを学習データとして、自社でドメイン・アダプテーションした、医学・医薬に特化したオリジナルエンジンです。
上述のSiLingualエンジンをベースにした、お客様のニーズに合わせた再学習も可能です。
- *ドメイン・アダプテーションとは転移学習の一種で、別の大規模データで学習させた翻訳モデルに対し特定ドメインのデータを使って再学習させることで、出力の傾向を変える技術である。
4.ユーザートレーニング(研修)
ソフトウェアを効果的に活用するうえでユーザーの理解が重要なポイントであることは、翻訳ソフトウェアに関しても同様です。AI翻訳、CAT(Computer Assisted Translation)、TMS(Translation Management System)など、ツールの導入前だけでなく、導入後も利用実態、ユーザーの理解度を定期的に確認することで、効果を最大化させることができます。また、ツールの理解度だけでなく、AI翻訳の特徴を理解することも重要なポイントとなります。
ASCAでは、ソフトウェアの活用方法から、AI翻訳の特徴を理解したうえで翻訳編集を行う、ポストエディットのトレーニングなど各種講座を用意しています。
5.ポストエディット
AI翻訳の出力結果を下訳として、人が確認、手直しをする作業をポストエディットと言います。"下訳を手直しする"ので通常の翻訳プロセスと比べて、低予算、短納期が可能、と言われる場合もありますが、実際には、高精度の仕組みが必要です。お客様と目的を確認し、目線を合わせた上で、これまでのデータ等があれば活用、独自AI、前後処理、プリエディットを施した上で、トレーニングを受けたプロフェッショナルによる"手直し"を行うわけです。短納期は可能ですが、予算は増える場合があります。
工程例)
納期短縮効果実例)
よくある質問
- Q:用語集・対訳集作成の価格はどのように決まりますか?
A:内容や言語、量によって異なりますが、基本的にはオリジナル原稿の文字数/単語数×単価で算出します。
- Q:用語集はどのように作成するのでしょうか?
A:お客様のご要望にもよりますが、会社、市場で活用されている専門・頻出用語をとりまとめて作成致します。
- Q:対訳集はどのように作成するのでしょうか?
A:プログラムで処理した後、人手による確認にて原文ファイルと訳文ファイルをセンテンス単位でつき合わせます。
- Q:既に構築された用語集を別システムに導入することは可能ですか?
A:可能です。導入したいシステムに用語集を構築致します。
- Q:頻出用語の調査はどのような形態で行われているのですか?
A:お客様のご要望を確認後、専門チームが対象ファイル、対象市場から頻出用語をとりまとめます。
- Q:用語集の作成にはどれくらいの時間がかかりますか?
A:お客様のご要望にもよりますが、1か月程度のお時間をいただきます(急ぎ対応も可能です)。
- Q:言語資産化(翻訳データ化、翻訳のメモリ化)について、どのような形式のデータを作成することが可能でしょうか?
A:TMX、CSV形式での作成が可能です。
- Q:翻訳工程の整備支援サービスの価格はどのように決まりますか?
A:内容よって異なり、工数による算出となります。
- Q:既に構築された翻訳工程の修正と、新たに一から作りなおす場合では料金・時間は異なりますか?
A:どちらも内容と工数による算出となります。
- Q:翻訳工程の整備支援サービスの実績はありますか?
A:大手製薬メーカー様での導入実績があり、フォローしながら効率化につないでいます。
- Q:AI翻訳を組み入れた工程と、組み入れない工程の構築だと価格などは大きく変わりますか?
A:内容によって異なりますが、AI翻訳を組み入れた工程は、組み入れない工程に比べて初期費用が変わります。短期、中期、長期の視点別での提案が可能です。
- Q:工程の構築にかかる最低料金(基本料金)などはありますか?
A:最低料金は設定していません。内容と工数による算出となります。
- Q:翻訳工程の構築は、外注前提の構築なのでしょうか。それとも内製のみを想定の構築なのでしょうか?
A:いずれの構築も可能です。
- Q:翻訳工程を自動化できるとのことですが、具体的な例を教えてください。
どのようなものをどのように自動化できるのか? A:翻訳管理については翻訳管理システム(TMS)、翻訳作業については翻訳支援ツール(CAT)などにより、従来の人手作業を自動化します。
- Q:独自AI翻訳エンジン構築の価格はどのように決まりますか?
A:内容よって異なり、工数による算出となります。
- Q:独自AI翻訳エンジンを構築するのには何が必要でしょうか?
A:対訳データ、もしくは対となるソースファイル(原文)とターゲットファイル(訳文)が必要になります。
- Q:AI翻訳エンジンにどのくらいのデータを学習させれば効果があるのでしょうか?
A:一概には言えませんが、5万セグメント程度で効果が出た例もあります。
- Q:独自AI翻訳エンジンを構築した場合、その独自エンジンで訳した文をASCAへ手直しの依頼をする場合、料金は下がりますか?
A:料金は内容とお客様のご要望によりますが、納期短縮は可能です。
- Q:独自AI翻訳エンジンを構築した場合、定期的なメンテナンスはしていただけるのでしょうか?
A:もちろんご要望合わせたメンテナンスが可能です。
- Q:SciLingualエンジン以外のエンジンをベースに独自のAI翻訳エンジンを構築することはできますか?
A:はい、構築可能です。
- Q:ユーザートレーニングの価格はどのように決まりますか?
A:内容によって異なりますが、基本的には時間で算出致します。
- Q:ユーザートレーニングは集合研修形式ですか?リモート研修形式ですか?オンデマンド形式ですか?
A:リモート、オンデマンドいずれも対応可能です。
- Q:ユーザートレーニングはどれくらいの頻度で行われるものなのですか?
A:お客様のご要望により異なりますが、2週間に1度から対応可能です。
- Q:AIKO SciLingual以外のAI翻訳ツールを使用している場合でもユーザートレーニングを受けることは可能でしょうか?
A:あいにく他ツールのトレーニングは行っておりません。
- Q:PEのトレーニングとはどういうものですか。通常の翻訳トレーニングとの違いはなんですか?
A: AI翻訳の特性(例:数字や代名詞を間違いやすい)を理解した上での翻訳作業について研修致します。
- Q:PE料金はどのように決まるのでしょうか?
A:内容や言語、量によって異なります。基本的にはオリジナル原稿の文字数/単語数×単価で算出します。
- Q:PE依頼の際にはどのような情報が必要ですか?
A:用途、読者、目的、レイアウトの要不要、参考資料の有無、ご希望の納期、ご希望の納品形態をお知らせください。
- Q:どんな人がPEをするのですか?
A:合格率5%の厳しいトライアルを突破した者かつ、技術習得したプロフェッショナル人材が対応いたします。
- Q:ポストエディターを指名することは可能ですか?
A:可能です。スケジュール調整の都合上、事前にご依頼いただければより確実です。
- Q:どの機械翻訳(MT)でもポストエディットできるのでしょうか?
A:ASCAではオリジナルMTである"SciLingual"での作業のみとなります。
- Q:PEによってどれくらいの納期短縮・コスト削減が実現されるのですか?
A:要求項目、作業指示にもよりますが、平均2〜3割程度の短縮、削減を実現しています。
- Q:PEの実績はありますか?
A:大手製薬メーカー様での実証実験、導入、定期的な効果検証の実績がある他、様々なシーンでご利用いただいています。
- Q:機械翻訳にかけるだけのサービスはありますか?
A:あります。