GenTA虎の巻
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基本的な使い方はもう大丈夫!という方のために、GenTAをさらに使いこなすための機能やテクニックをご紹介します。Web版のChatGPTでは使えない機能や設定もGenTAでは活用できるため、ぜひ業務効率化にお役立てください。
パラメータの調整
ChatGPTには、出力の傾向をアレンジできるパラメータがあります。ChatGPTにやってほしいことに応じて、いろいろ調整してみてください。
多様性
「多様性」は、ChatGPTの創造性や多様性を調整する値です。本来のパラメータ名は「Temperature」です。低い設定(例えば0.1など)にすると、より実用的で正確な回答を得ることができます。高い設定(例えば0.9など)にすると、よりユニークで予測不可能な回答を得ることができます。
しきい値
「しきい値」の設定は、ChatGPTがテキストを生成する際に考慮する単語の範囲を制限します。本来のパラメータ名は「Top P」です。例えばしきい値を0.9に設定すると、選択される単語の確率の合計が90%になるまでの単語が候補として選ばれます。単語選択に一貫性を持たせたい場合は低く設定することも有効ですが、通常は0.8以上にしておくのがおすすめです。
システムメッセージ
システムメッセージは、ChatGPTの対話の前提となる設定を行うためのメッセージです。左カラムのテキストボックスに入力することができます。このメッセージは、ユーザーとの対話が始まる前に送信され、モデルの振る舞いやトーン、役割などを設定するために使用されます。
システムメッセージはモデルの初期設定を行い、メインウインドウから入力するユーザーメッセージは対話の具体的な内容を提供するために使用されます。これらを適切に区別して用いることで、より効果的な対話が可能になります。具体的には、以下のような設定が可能です。
コンテキスト設定
モデルに特定の役割を持たせることができます。例えば、「あなたはフレンドリーなアシスタントです」や「あなたは専門的な技術サポート担当です」といった設定が可能です。
トーンとスタイルの設定
対話のトーンやスタイルを指定することができます。例えば、「カジュアルなトーンで話してください」や「フォーマルな言葉遣いをしてください」といった指示が含まれます。
制約の設定
モデルが避けるべきトピックや言葉を指定することができます。例えば、「政治的な話題は避けてください」や「攻撃的な言葉遣いはしないでください」といった制約を設けることができます。
事前情報の設定
モデルに特定の情報を提供することができます。例えば、「ユーザーは技術的な質問をする可能性が高いです」といった情報を事前に伝えることができます。
Botテンプレート
GenTAには、以下のようなBotがあらかじめインストールされています。ChatGPTが得意とするタスクを取り揃えているので、ぜひご活用ください。
日本語ビジネスメール
日本語ビジネスメールを作成します。
英語ビジネスメール
英語ビジネスメールを作成します。
翻訳くん
日本語は英語に翻訳し、他言語は日本語に翻訳します。
文章要約
文章を要約します。
議事録作成くん
会議議事録の作成をします。
ITヘルパーくん
ITに関する質問、お困りごとにお答えします。
英会話の先生マイク
英会話の練習相手になってくれます。
VBAマクロ作成(Word)
MS Word上で動作するマクロのVBAコードと使い方を出力します。
VBAマクロ作成(Excel)
MS Excel上で動作するマクロのVBAコードと使い方を出力します。
Pythonコード作成
やりたいことに対してPythonのコードを出力します。
モデルの選択
GenTAでは、応答するChatGPTモデルを選択することができます。
2024年6月現在では、特に理由がない限り最新モデルであるGPT-4oを使うことをおすすめします。コストも安価であり、性能も最も高いため旧モデルであるGPT-4、GPT-4-turboをあえて使用する理由がないためです。コストをさらに抑える必要があり、性能をそこまで追求しない場合のみGPT-3.5を使用するという選択肢もあります。