- 2000.01.01
- AI翻訳
不安やストレスへの対処(COVID-19)
CDCウェブサイトの原文はこちらから
ストレスとコーピング
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のアウトブレイクは、人々や地域社会に対するストレスとなりえます。疾患に対する恐怖や不安でどうしてよいかわからなくなり、おとなも子どもも感情が大きく揺れ動きます。
ストレスの大きい状況に対する反応は人により異なります。緊急事態が人に及ぼす感情面の影響は、各人の性質や経験、本人や所属する地域社会の社会経済状況、また地域のリソースをどの程度利用できるかによって決まると言えます。メディアに繰り返し流れる映像やレポートに触れることで、ストレスが増大しかねません。
危機に際して、より強くストレスに反応する可能性があるのは、次のような人たちです。
- COVID-19のリスクが高い高齢者や慢性疾患のある方
- 10代以下の子ども
- 医師およびその他の医療提供者やファーストレスポンダー(救急隊、警察など)など、COVID-19への対応支援にあたる人
- 物質使用を含め、メンタルヘルスの問題を抱えている人
また、感染症発生時のストレスには以下のようなものがあります。
- 自分の健康や大切な人の健康への恐怖と心配
- 睡眠や食事のパターンの変化
- 眠れない、集中できない
- 慢性的な健康問題の悪化
- アルコール、タバコ、その他の薬物使用の増加
メンタルヘルスの既往症がある人は、緊急時も治療計画を継続し、新たな症状が生じていないか気をつけてください。メンタルヘルスケアについての詳しい情報と資料は、薬物乱用・精神衛生管理庁(SAMHSA)のウェブサイトをご覧ください。
自分自身だけでなく、友人や家族を大切にすることは、ストレスに対処するのに役立ちます。また、他の人が自分のストレスに対処するのを助けることは、あなたの地域社会をより強固なものにすることにもつながります。
自分自身を支えるためにできること
- COVID-19関連のメディア報道を、四六時中見るのはやめましょう。ニュース記事を、引きりなしに見たり、読んだり、聞いたりするのはやめましょう。危機について耳にし、繰り返し画像を見ると、気が動転してしまうことがあります。
- 体調に気をつけてください。深い呼吸を心掛け、ストレッチや瞑想を行いましょう。健康的でバランスのとれた食事を摂り、定期的に運動し、睡眠を十分にとり、アルコールや薬物に手を出さないでください。
- くつろげる時間を作って、張り詰めた感情がやわらぐようにします。普段の生活を取り戻すため、何か楽しめることをしてみましょう。
- 他の人たちに、連絡をとってください。心配なことや感じたことを友人や家族と分かち合いましょう。平常時と同じようなやり取りを維持しましょう。
ストレス反応で、数日間続けて日常活動が妨げられるようであれば、医療提供者に連絡してください。
自分と他人のストレスを減らす
COVID-19とその実際のリスクについての正しい知識を、皆で共有しましょう。感染が拡大している地域から14日以上前に帰国し、COVID-19の症状がない人は、他の人を危険にさらすことはありません。
自身のメンタルヘルスのため気をつけることについては、こちらをご覧ください。
保護者の方々へ
子どもたちは、周囲の大人を見て、反応するところがあります。親や世話をする人が、冷静に自信を持ってCOVID-19に対処することが、子どもたちへの最善の支援となります。親に十分な備えがあれば、周囲の人、とくに子どもたちを、いっそう安心させられます。
子どもたちのストレスへの反応は、皆同じとは限りません。子どもたちに共通してみられる変化には、次のようなものがあります。
- 過度に泣いたり、イライラしたりする
- できていたことが、できなくなる(おもらしやおねしょなど)
- 過度に不安がったり、悲しんだりする
- 食事や睡眠の習慣が不健康になる
- 過敏になり「アクティング・アウト」が見られる
- 成績が落ちる、または学校に行きたがらない
- 注意力や集中力がなくなる
- 過去に楽しんだ活動をやりたがらない
- 原因不明の頭痛や体の痛み
- アルコール、タバコ、その他薬物の使用
子どもを支えるためにできることは、たくさんあります。
- 時間を取ってお子さんと、COVID-19のアウトブレイクについて話してください。COVID-19に関する質問をされたら、わかりやすく説明し、正しい情報を伝えてください。
- 自分たちは安全であると、子どもを安心させてください。冷静でいられなくても、かまわないと言ってあげてください。あなたがストレスにどう対処しているかを伝えることで、子どもたちは自分なりの対処法を学べます。
- 子どもたちが、出来事のメディア報道に、無制限に接しないようにしてください。子どもたちは、聞いたことを誤って解釈し、理解できないまま恐れを抱く場合があります。
- 子どもたちが、規律正しく過ごせるようにしてあげてください。安全に通学通園ができるようなったら、彼らが通常の活動に戻る手助けをしてください。
- ロールモデルになりましょう。休息や十分な睡眠をとり、運動し、食事をしっかり食べましょう。友人や家族とコミュニケーションをとり、社会支援システムを頼ってください。
子どもたちへのコーピングについての詳細はこちらをご覧ください。
レスポンダーの方々へ
COVID-19への対応により、感情的な打撃を被る場合があります。二次的心的外傷後ストレス(STS)反応を軽減するために、次のようなことができます。
- 心に傷を負う体験をした家族を支える人が、STSの影響を被る可能性があることを認識してください。
- 症状には身体的なもの(疲労、病気)と精神的なもの(恐怖、引きこもり、罪悪感)があることを、覚えておきましょう。
- 時間をかけて、あなたと家族がアウトブレイクに対する反応から立ち直るようにしてください。
- 友人や家族と過ごしたり、運動したり、本を読むなど、それぞれが楽しい気持ちになれる、セルフケアの行動メニューを作ってください。
- COVID-19のメディア報道を、ひっきりなしに見るのはやめましょう。
- 消耗しきって、COVID-19のせいで、アウトブレイク前にしていた家族や患者のケアに支障をきたす懸念があれば、支援を求めてください。
緊急時対応で気をつけることのコツについてはこちらをご覧ください。
隔離を終えた方々へ
COVID-19に曝された可能性があると医療提供者が判断して、隔離された場合は、発病しなくても、ストレスとなる可能性があります。 COVID-19による隔離から解放された後の典型的な反応は、次のようなものです。
- 隔離を終えた安堵感も含む、複雑な思い
- 自身の健康状態や、COVID-19にさらされてしまうかもしれない愛する人の健康状態についての恐れと心配
- COVID-19の徴候や症状を自分で観察したり、あるいは他者の観察を受けるという体験からくるストレス
- 感染させる心配がないのが明らかであるにもかかわらず、友人や愛する人が、あなたとの接触によって病気にかかかるのではないかという根拠のない恐れを抱くことに対する、悲しみ、怒り、不満
- 隔離中に、通常の業務または親としてのつとめを果たせなかったという罪悪感
- その他の感情的または精神的健康の変化
子どもたちも、自分たちや知っている人間が隔離から解放されたときに、激しい感情に見舞われる場合があります。お子さんがコーピングするのを、手助けできます。
各種資料(英語)
すべての人向け
コミュニティ向け
- Coping with stress during an infectious disease outbreak
- Taking Care of Your Behavioral Health during an Infectious Disease Outbreak
子ども/家庭向け
- Helping Children Cope with Emergencies
- Coping After a Disaster - A Ready Wrigley activity book for children age 3-10
ファーストレスポンダー向け
- Emergency Responders: Tips for taking care of yourself
- Disaster Technical Assistance Center (SAMHSA)
免責事項
このページはCDCウェブサイトに掲載された内容を日本語訳したものです。原コンテンツとの整合性を取ることを目指して作成しておりますが、正確な情報はCDCが提供する原文でご確認ください。