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  • 2021.01.19
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第10回Science Cafe 開催(2021年2月22日)

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Science Japan OfficeよりScience Cafeのご案内をさせていただきます。

Science CafeではScience及び姉妹誌にその論文が掲載された日本人研究者の方を講師にお招きし、ご研究内容の紹介のみならず、その発見・成果に至った経緯やマインドセットなど、革新的研究にまつわる貴重なご経験をウェブセミナー形式でお話しいただきました。

講演日時

2021年2月22日(月)14:00-15:00(予定)

講演者: 野田口 理孝先生  

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名古屋大学 生物機能開発利用研究センター
准教授

掲載号:Science誌2020年8月7日号
"Cell-cell adhesion in plant grafting is facilitated by β-1,4-glucanases"
https://science.sciencemag.org/content/369/6504/698

glycoforum_logo.jpg掲載号:Glycoforum. 2021 Vol.24 (1),
A2糖鎖の加水分解酵素が植物をつなぐ
https://www.glycoforum.gr.jp/article/24A2J.html

講演テーマ:「接ぎ木の科学による展望」

植物は私たち人間を含む地球上の生命を支える存在です。その植物を活用する技術の一つである接ぎ木は、二千年以上も前から農業で使われてきました。接ぎ木は、二種類の植物を一つにつなげて育てる技術で、病気に強い植物の根の上に農作物を接ぎ木することで、農作物を病気から守る方法として使われます。農薬の使用量を減らし、土壌生態系を保ち、環境負荷にも頑強な農業が可能です。しかし、接ぎ木は近縁な仲間の間でしか行うことができませんでした。本研究では、タバコ属植物が遠縁な植物でも接ぎ木できることを発見し、さらにその能力は植物が本来持っている細胞壁を溶かす酵素によることを明らかにしました。将来展望と合わせて紹介します。

過去のScience Cafe

第1回:「セレンディピティ」と「ぶれ」と「ずれ」
東京医科歯科大学 統合研究機構 先端医歯工学創成研究部門 創生医学コンソーシアム 教授 武部 貴則 先生

第2回:「スロー地震ってなんだ?」
京都大学防災研究所附属地震予知研究センター 学振特別研究員 西川 友章先生

第3回:「免疫と共生」
慶應義塾大学 薬学部 生化学講座 教授  長谷 耕二先生

第4回:「ヒト進化における大脳皮質拡大の謎の解明に向けて」
慶應義塾大学医学部生理学教室 教授 岡野 栄之先生

第5回:「食と健康ー食・栄養シグナルの分子レベルでの解明ー」
京都大学大学院生命科学研究科 教授/ 東京農工大学大学院農学研究院 特任教授 木村 郁夫先生

第6回:「EGFR(Epidermal Growth Factor Receptor)遺伝子変異陽性非小細胞肺癌におけるがん免疫応答抑制機構の解明」
名古屋大学大学院医学系研究科 微生物・免疫学講座 分子細胞免疫学 教授
国立がん研究センター 研究所 腫瘍免疫研究分野 / 先端医療開発センター 免疫トランスレーショナルリサーチ(TR)分野 分野長 西川 博嘉先生

第7回:「レム睡眠と記憶」
名古屋大学環境医学研究所 神経系分野2教授 山中 章弘先生

第8回:クライオ電子顕微鏡解析で見えてきた膜輸送体の分子機構」
東京大学・大学院理学系研究科 教授 濡木 理 先生

第9回:ゲノム編集とはなにか
広島大学大学院統合生命科学研究科 教授 / 広島大学ゲノム編集イノベーションセンター 山本 卓 先生

Science Cafe 最新の講演録できました! 「接ぎ木の科学による展望」

お問合せ先

Science Japan Office 担当:吉川 / 谷 
E-mail: science_cafe@asca-co.com

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