- 2020.03.12
- お知らせ
迷ったらより困難な道へ、一歩踏み出してみる Science日本人冊子2020年度版完成!
社長ブログ更新しました。
2019年、Scienceに掲載された「サイエンス誌に載った日本人研究者」シリーズ2020年度版が完成した。
Science本誌から50本の日本人論文が紹介されている。共著者の写真も含まれていて、それぞれに個性があり、見ているだけで楽しくなる。加えてラボの紹介記事もすばらしい。
「人との繋がりの大切さ」、
「手が震えるような感動を」、
「実際に行ってみないとわからない」、
「何事も楽しんで、ホームランを狙え」
「若手のみんな、海外に出よう!」など。
記事のタイトルを読むだけでもわくわくする。
そのうえ、2本のColumn記事も素敵だ。
まず、「セレンディピティ」と「ぶれ」と「ずれ」というタイトルには興味津々。
ミニ臓器のデザイン体系を研究されている武部貴則先生(横浜市立大学特別教授)の記事であるが、研究現場の「ぶれ」とマネージメント現場における「ずれ」の重要性を説明されているが、「迷ったらより困難な道へ、一歩踏み出してみる。今しかできないことは何か」などの言葉がとても心に響く。一歩踏み出すことで未来が見える?
「スロー地震ってなんだ?」という西川友章先生(京都大学防災研究所付属地震予知研究センター学振特別研究員)の記事も注目。是非読んでみてほしい。
他にもSignalingから 21本、Translational Medicine (STM)から6本の論文の内容が紹介され、すべての論文にColumnがついていて、それぞれ素晴らしい内容に仕上がっている。
今回の冊子を読むだけで、海外で研究したくなるだろうし、海外の研究やネットワークがその後の日本での研究にどれだけ役に立つか、しっかり伝わってくる。
本来は3月5日開催予定だった「Science Japan Meeting 2020日本の科学の未来を創る」で披露し、その後の日本再生医療学会で配布する予定だった。
残念ながら、今回の新型ウイルスの件で配布する機会がなくなった。関係者には個別にお送りする予定である。
これから理系の大学図書館やスーパーサイエンスハイスクールにも配布する予定である。大変な時期ではあるが、先生や未来の科学者の卵たちに是非とも読んでもらいたい。
いずれにしても、こんな時期だから、自宅で、事務所で、じっくり読んでみてほしい。毎年内容は進化し、今年の出来はピカイチなので。
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